「先生、わかったよ!」「先生、できたよ!」
この言葉を、子どもたちが投げかける時の表情は、最高の笑顔です。また、私たち教師にとって、子どもた達の笑顔は最高の喜びでもあります。この笑顔のために私たちは、教師になったといってもいいでしょう。その子ども達の笑顔は学校の活力となり、私たち教職員の力の源にもなっています。
また、子ども達はそれぞれ、得意なことがあり、苦手なことがあると思います。計算が得意な子苦手な子、漢字が得意な子、苦手な子。走ることが得意な子、苦手な子。人前で話すことが得意な子、大勢の人の前では緊張してしまう子等。学校の中でやらなくてはいけないこと、学習しなければいけないことはゆっくりでも学ばせていきます。
しかし、学校にはいろいろな状況のお子さんが、小学校で言えば、学年・学級という小集団で学校生活を行っています。子ども達はそれぞれ違って、それぞれよいところを必ず持っています。そのことを伸ばしつつ、得意でないところは克服したり、学んだり、繰り返し練習したりすることが学校で行うべき一番大切なことだと思います。
『学校は小さな社会である』ということを先輩の先生が、よくおっしゃっていました。まさに学校は、いろいろなお子さんがいて、得意なことも苦手なこともある一人一人のお子さんが在籍しています。集団で生活していますので、ルールを守ったり、仲間と協力したり、折り合いをつけるよう話し合ったり、少し自分のことは我慢したりしながら学校という小さな社会の中で生活をしています。その小さな社会の中で、子ども達に、できた喜び、わかる楽しみ等を十分味あわせ、これからの時代を担い、大人になって社会の中で力強く生き抜いていく未来ある子ども達に知・徳・体のバランスのとれた学力を身に付けていくため、学校もしっかり前を見て、全力で取り組んでいきます。
今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、4月8日入学式そして、新しい学級での友達、担任との出会いができたのですが、本格的な授業スタートは、5月7日となっております。
今年度も昨年同様、引き続き 保護者、地域の皆様のご協力を得ながら、地域の宝、子どもたちを健やかに育んでいきます。
よろしくお願いいたします。
『すべては 子どもたちの笑顔のために』 教職員一丸となって頑張っていきます。
熊谷市立妻沼小学校 校長 清水 修