「どう木」は現在 根の周りに柵をつけて保護しています。これは根の周りの土を掘り起こし柔らかくしてその上に改良した土を載せて、その後ふかふかの状態で水を保つようにするためです。根の周りは草が生えているのが理想の状態です。
5月の状態
6月の工事
7月現在の状態
根は土の中に入っていますが、根には支根(太い支えるための根)と吸水根(水を吸い取るための根)があり、支根は状況によっては土の外にでてきています。ちょうど血管が浮き出るように土に張っています。吸水根はその間にあります。根は土に埋まっているものと考えがちですが、根も適度の空気と水がしみこむ隙間が必要です。ですから、不用意に根の周りの土を固めたり、多めに土を持ってしまうと根が傷んでしまうのです。木にとって根を切ったり、痛めたりすることは、時には枝を切る以上に ダメージが大きいのです。見えていることだけに目がいきがちですが、目に見えないところが大切なのです。